硬式野球ボールの牛革についての豆知識①

野球ボールに使用される白く美しい牛革



硬式野球ボールを製造する際、重要な素材の一つとして牛革が挙げられます。

その白く美しい牛革は野球ボールの見た目を左右するだけでなく、ボールを使用する際の手触りやパフォーマンスにも影響する重要な素材です。


では、その牛革はどのような牛のどこの部位を使用しているのでしょうか?


弊社の野球ボールに使用される牛革はホルスタインの革を使用しています。

ホルスタインの革は一毛(黒毛牛や赤毛牛)の牛革に比べ高価ですが、しっとり感があり、野球ボールの革に適しています。

また、一頭から取れる革の大きさも比較的大きく、多くの野球ボールが作れます。


弊社では、仕入れた牛革を一枚一枚丁寧に検品を行い、傷や汚れを避けながら、良質な部位を断裁機でボールの形に抜いていきます。


では、野球ボールはホルスタインの牛革のどの部位を使用して作られるのでしょうか?


野球ボールに使われる牛革の部位



野球ボールに使用される牛革の部位はボールのグレードによって分けられます。

牛革の背中の部位は張りがあり、きめ細かい為、野球ボールに使用される部位としては上質な素材です。その為、試合球クラス(プロ野球、社会人野球・大学野球など)の高品質な野球ボールに使用されます。ただし、1頭から採れる量はさほど多くない為、約50球ほどの野球ボールが1頭の牛から製造できます。


次に背中とお腹の間の部位は、背中ほどではありませんが張りも十分で傷も少ないことから高校野球などに使用されるグレードの野球ボールを製造するのに使われます。1頭の牛から約60球ほど製造できます。


お腹やお尻、首の部位は弛みがあったり、地面に擦れることも多い為、練習球に使用されることが多いです。

その反面、採れる量も多い為、70~80球ほど製造することができます。


弊社では素材の段階からしっかり検品を行い、製品になってからも1球1球丁寧に検針、検品を行い、高品質なボールをお客様のお手元にお届けできるよう心がけております。