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硬式野球ボールの牛革についての豆知識②

更新日:5月16日


工場での牛革の加工工程


牛革は天然素材の為、形や大きさ、傷やシワの位置など一枚一枚異なります。

その為、各工程で何度も検品しながらより良い部位を選んで製造していきます。



まずは、牛革の半裁(1頭の半分)の状態で傷や汚れの位置を確認していきます。

蛍光灯などの光では、見えにくい傷もある為、太陽光などなるべく自然の光に当てて確認します。

次の工程でチェックした場所が分かるように印をつけます。





次にボールのひょうたんの形に抜いて行きます。

金型を使い一枚づつ、抜く場所を選びながらプレス機を使用し抜き革を作ります。

前の工程で印をつけた傷の場所などを省き、野球ボールに相応しい部位を見極めることが重要です。



金型は数種類あり、時期によって変わる革の硬さや厚み、伸縮性などに合わせて最適な型を選択します。

そうすることで、縫目の間にすき間や弛みのない綺麗な野球ボールが完成します。










抜き終わった抜革をさらに検品します。

試合球用や練習球用などボールのグレードに応じて選別したり、2枚一セット(野球ボール1球分)での重さがある程度均一になるよう、測りながら検品を進めます。







天然の素材だからこそ、一枚一枚見た目や重さが違い、人の目でしっかり見極めながら検品をおこなう必要がある為、大変な作業ですが、高品質な商品を作る為には欠かせない工程です。


この様にして野球ボールの為の抜革が完成します。






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