硬式野球ボールの規格

野球ボールのサイズや重さ、素材の規格について



野球ボールの製造をしていると度々聞かれるのが野球ボールには重さやサイズなどの規格があるのかどうか、ということです。また、「アメリカのボールと日本のボールはどちらが大きいの?」というようなことも聞かれます。今回は、野球ボールの規格についてご説明します。


まず、硬式野球ボールの定義を見てみます。

野球の公式ルールを定めた冊子「公認 野球規則」によると


硬式野球ボールはコルク、ゴムまたはこれに類する材料の小さい芯に糸を巻きつけ、白色の馬皮または牛皮二片でこれを包み、頑丈に縫い合わせて作る。【注・我が国では牛皮のものを用いる】

とあります。


表面の革についても何の革を使用しているか聞かれることがあります。過去には馬革を使用していた時代もありますが、加工の問題等があり、現在では牛革を使用して製造を行っています。


ではボールの規格はどうなっているかというと、


外周:229mm~235mm

重量:141.7g~148.8g

ということが定められています。

またプロ野球の使用球は飛距離の基準となる反発係数という値が厳密に定められています。

それは、時速270キロ(ボールとバットの標準的な相対速度)時における反発係数の数値が0.4034-0.4234に入らなければならないというものです。

これにより、ボールをバットで打った時の飛ぶ飛ばないが変わります。


アメリカの野球ボールとの違いは?


冒頭でも触れました、日本とアメリカのボールの違いについてです。

実はアメリカの野球ボールも日本の野球ボールもサイズや重さの規格は同じです。

その為、ボール自体は全く同じような製品が出来上がるはずですが、よくアメリカのボールとの違いが取りざたされることがあります。

それは、表面の牛革の品質がなめし方の違いで異なることや、縫いの山の高さの違いなどで、握った時の感触などが変わる為です。

厳密に素材や製造方法に日本とアメリカでそれぞれ決まりがあるわけではありませんので、一概には言えませんが、日本ではアメリカと比べ、品質の高さを重要視される傾向がある為、日本人に合った最高級のボールが出来上がるのだと感じています。


リトルシニアのボールは小さいの?



リトルリーグやリトルシニアの小学生・中学生が使用するボールと高校生や大学生が使用するボールの違いについて質問されることもあります。

やはり、小学生と大人では手の大きさも違いますから、当然ボールも小さいのではと思われる様ですが、実は同じ規格のボールを使用しています。

その為、小学生~社会人・プロに至るまで野球ボールの規格は同じです。