【図解】野球場の各エリアの名前と役割!ベンチ・ブルペン・ベンチ入り人数も

「選手が座っている場所は『ベンチ』?それとも『ダグアウト』?」「試合中にピッチャーが投げ込んでいる『ブルペン』ってどこにあるの?」「プロ野球のベンチには何人まで入れるの?」

野球中継や球場観戦では、ベンチ・ブルペン・ネクストバッターズサークル・コーチャーズボックスなど、野球場ならではのエリアの名前がたくさん登場します。なんとなく聞き流している言葉も、名前の由来や役割を知ると観戦が何倍も面白くなります!

📌 この記事で分かること(要点まとめ)

  • 【早見表】野球場の各エリア一覧:名前・英語・場所・役割がひと目でわかる
  • グラウンドのエリア:ファウルポール、ネクストバッターズサークル、ウォーニングトラックなど
  • ベンチ(ダグアウト):語源と、プロ・高校・メジャーのベンチ入り人数ルール
  • ブルペン:リリーフ投手の待機場所と、名前の由来の諸説
  • 思わず話したくなる雑学:ラッキーゾーン、バックスクリーン3連発、和製英語のバックネット

今回は、硬式野球ボールメーカーのリボルド編集部が、野球場の各エリアの名前と役割を図解でわかりやすく解説します!

1. 【早見表】野球場の各エリアの名前と役割一覧

まずは野球場の主なエリアを一覧表にまとめました。英語での呼び方もあわせて覚えておくと、メジャーリーグ中継を見るときにも役立ちます。

野球場の各エリアの名前(ベンチ・ブルペン・ネクストバッターズサークルなど)の図解
名前 英語 場所 役割
① ベンチ(ダグアウト) dugout 一塁側・三塁側のファウルゾーン横 監督・コーチ・控え選手が待機し、作戦を指示する
② ブルペン bullpen ファウルゾーンや外野フェンスの奥 リリーフ投手が肩をつくる投球練習場
③ ネクストバッターズサークル on-deck circle ホームベースとベンチの間 次の打者が素振りをしながら待機する円
④ バッターボックス batter’s box ホームベースの左右 打者が立って打つ長方形のエリア
⑤ コーチャーズボックス coach’s box 一塁・三塁のファウルゾーン ベースコーチが走者や打者に指示を出す
⑥ ファウルポール foul pole 外野の両翼(レフト・ライト) フェアとファウルの境目を示す黄色いポール
⑦ ウォーニングトラック warning track 外野フェンスの手前 野手にフェンスが近いことを足元の感触で知らせる
⑧ バックスクリーン batter’s eye センター後方 打者が投球を見やすくするための濃い色の壁
⑨ バックネット backstop ホームベースの後方 ファウルボールや暴投から観客を守るネット
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2. グラウンド(フィールド)の各エリア

フェアゾーンとファウルゾーン

野球場のフェアゾーンとファウルゾーン・ファウルラインの図解

ホームベースから一塁・三塁を通って外野へ伸びる2本のファウルラインの内側がフェアゾーン、外側がファウルゾーンです。ファウルラインそのものはフェアゾーンに含まれるので、打球がライン上に落ちれば「フェア」になります。

ファウルポール:名前は「ファウル」なのに当たればホームラン

野球場のファウルポールの位置の図解

外野の両翼に立つ黄色いポールがファウルポール。フェアとファウルの境目を空中まで示す目印で、打球がポールに直接当たればホームランになります。名前に「ファウル」と付いているのに、実はフェアゾーン扱いという、野球の面白いルールの一つです。

バッターボックスとネクストバッターズサークル

野球場のバッターボックスとネクストバッターズサークルの位置の図解

バッターボックスは、ホームベースの左右に描かれた縦約1.83m×横約1.22m(6フィート×4フィート)の長方形。打者は投球を打つとき、このエリアの中に立たなければいけません。

ネクストバッターズサークルは、ホームベースとベンチの間にある小さな円で、次の打者が素振りをしたり、投手のタイミングを計ったりしながら出番を待つ場所です。英語の「on-deck circle」の「on deck」は、もともと船の甲板(デッキ)に出て待機するという意味から来ています。

コーチャーズボックス

野球場の一塁・三塁コーチャーズボックスの位置の図解

一塁と三塁の外側のファウルゾーンにある長方形のエリアで、一塁コーチ・三塁コーチが立ちます。走者に「走れ」「止まれ」の指示を出したり、ベンチからのサインを中継したりする、攻撃の司令塔のような場所です。特に三塁コーチは、走者をホームに突入させるかどうかの判断が勝敗を分けることもあります。

ウォーニングトラック

野球場のウォーニングトラックの位置の図解

外野フェンスの手前にある、芝とは違う土などの素材でできた帯状のエリアです。打球を追いかける外野手は空を見上げながら走るため、足元の感触が変わることで「フェンスが近い」と気づけるようになっています。名前のとおり「警告(warning)」のためのエリアなのです。

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3. ベンチ(ダグアウト)とベンチ入り人数のルール

野球場のベンチ(ダグアウト)の位置の図解

「ダグアウト」の語源は「掘られた場所」

選手や監督が試合中に待機する場所は、日本ではベンチと呼ばれるのが一般的ですが、英語ではダグアウト(dugout)。「dug out=掘り出された」という意味で、グラウンドより低い位置に地面を掘り下げて作られていることから名付けられました。掘り下げることで、ベンチ裏の観客席からもグラウンドが見やすくなるのです。

ホームチームは一塁側?三塁側?

日本の球場では一塁側をホームチームのベンチにしているところが多い一方、三塁側をホームにしている球団もあります。応援席もベンチ側に合わせて分かれるので、観戦チケットを買うときは「応援したいチームのベンチはどちら側か」を事前にチェックしておくのがおすすめです。

【比較表】ベンチ入り人数のルール

ベンチに入れる選手の人数は、カテゴリによって決まっています。

カテゴリ ベンチ入り人数(選手) 補足
プロ野球(NPB) 26人 一軍の出場選手登録は31人。外国人選手は登録5人・ベンチ入り4人まで
メジャーリーグ(MLB) 26人 アクティブ・ロースター(出場選手枠)は26人。9月は28人に拡大
高校野球(甲子園) 20人 2023年夏から18人→20人に増員
高校野球(地方大会) 20人が基本 都道府県の大会要項による

プロ野球では、一軍に登録された31人のうち、試合ごとに26人がベンチに入ります。登録されていてもベンチに入れない5人は「ベンチ外」となり、主に前後の試合で先発する予定の投手などが外れます。

なお、この「登録31人・ベンチ入り26人」は、もともと2020年に新型コロナウイルス対策の特例として始まった枠で、その後も継続して運用されています(2019年までは登録29人・ベンチ入り25人)。

4. ブルペン:リリーフ投手の準備場所

野球場のブルペンの位置の図解

ブルペンは、試合中にリリーフ投手が投球練習をして肩をつくる場所です。マウンドとホームベースが試合用と同じ距離で設置されていて、先発投手も試合前にここで最終調整をします。球場によって、ファウルゾーンにある「見えるブルペン」と、外野フェンスの奥などにある「隠れたブルペン」があり、観客席からリリーフ投手の準備の様子が見られる球場もあります。

「ブルペン」の語源には諸説あり

英語の「bullpen」は直訳すると「牛(bull)の囲い(pen)」。名前の由来には、

  • 投手たちが待機する囲いの様子が、出番を待つ闘牛の囲いに似ていたから
  • 昔の球場の外野に掲げられていた、牛の絵が描かれたタバコの大きな広告看板の近くで投手が練習していたから

など諸説あり、はっきりとした答えはわかっていません。

ブルペンを支える「ブルペン捕手」

ブルペンで投手の球を受けるのは、試合に出る捕手ではなくブルペン捕手と呼ばれる専門のスタッフであることがほとんど。投手の調子を一番近くで知る存在として、「今日はこの球が走っている」とベンチに伝える大切な役割を担っています。

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5. 知って得する!野球場のエリアにまつわる雑学

雑学①:「バックネット」は和製英語

野球場のバックネット(backstop)の位置の図解

ホームベース後方のネットを日本では「バックネット」と呼びますが、これは和製英語。英語では「backstop(バックストップ)」と言います。メジャーリーグ観戦で「back net」と言っても通じないので注意しましょう。

雑学②:甲子園にあった「ラッキーゾーン」

野球場のラッキーゾーンのイメージ図

かつて阪神甲子園球場には、外野フェンスの手前にもう一つ金網のフェンスを設けて外野を狭くした「ラッキーゾーン」がありました。1947年に設置され、本来のフェンスまで届かなくても、この金網を越えればホームランに。「ラッキー」なホームランが出ることからこの名前で呼ばれました。1991年のシーズンを最後に撤去され、今の広い甲子園になっています。

雑学③:伝説の「バックスクリーン3連発」

1985年4月17日、甲子園での阪神対巨人戦で、阪神のバース、掛布雅之、岡田彰布の3選手が、巨人の槙原寛己投手から3者連続でバックスクリーン方向へホームランを放ちました。「バックスクリーン3連発」と呼ばれるこの伝説の場面は、この年の阪神の日本一を象徴する名シーンとして今も語り継がれています。

雑学④:バックスクリーンが濃い色の理由

野球場のバックスクリーンの位置の図解

センター後方のバックスクリーンが、緑や黒などの濃い色になっているのには理由があります。打者から見て投手の背景が明るかったり、観客の服の色がちらついたりすると、白いボールが見えにくくなってしまうため。打者が投球をしっかり見られるようにするための安全対策なのです。英語で「batter’s eye(打者の目)」と呼ばれるのも納得ですね。

6. 野球場のエリアに関するよくある質問(Q&A)

Q. ベンチとダグアウトは同じ意味?

A. ほぼ同じ意味で使われます。日本では「ベンチ」、英語では地面を掘り下げた構造から「ダグアウト」と呼ぶのが一般的です。

Q. ネクストバッターズサークルには誰が入ってもいい?

A. 入れるのは基本的に次の打者だけです。次の次の打者はベンチの中で準備をして待ちます。

Q. ファウルポールに当たった打球はどうなる?

A. ファウルポールはフェアゾーン扱いなので、打球が直接当たればホームランになります。

7. まとめ:エリアの名前を知れば球場観戦がもっと楽しくなる!

野球場には、ベンチ(ダグアウト)、ブルペン、ネクストバッターズサークル、コーチャーズボックス、ファウルポール、ウォーニングトラック、バックスクリーンなど、それぞれに意味と役割を持ったエリアがあります。ベンチ入り人数はプロ野球とメジャーが26人、甲子園が20人です。

次に球場へ行ったときは、ブルペンで肩をつくるリリーフ投手や、ネクストバッターズサークルで出番を待つ打者にも注目してみてください。試合の流れが一歩先まで読めるようになりますよ!


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